2種類の信号(たとえば r と d )が外から加わる制御系の「定常値」,「最終値」について


システムが安定ならば,ラプラス変換の最終値を使って求められます.例えば,このような制御系があったとします.




何に対する何の定常値かに注意しましょう.

rに対するeの場合,d=0とします.


dに対するyの場合,r=0とします.


上で求めた伝達関数を使うと,

rとdの両方に対するyを表すこともできます.

rとdの両方に対するeを表すこともできます.

これらの式を使えば,rがステップ入力で,外乱がランプ入力のときの,yを求めることができます.


補足:


tを∞にして求められる場合があります.  

でも求めることができます.